恋愛シミュレーションを作ろう!

Part 1: シーンの構造


Godot Engine バージョン4.4

Godot Engine 4.4を使って、恋愛アドベンチャーを作るチュートリアルシリーズのPart 1。今回は、メインのUIや登場キャラ表示のためのシーン構造を作成します。

デモプレイはこちらから!



シーン構造の解説

このパートでは、以下のようなノード構成を作成していきます:
Main (Control)
├── Background (TextureRect)
├── Bgm (AudioStreamPlayer2D)
├── Audio (AudioStreamPlayer2D)
├── PositionBox (HBoxContainer)
│ ├── PosLeft (TextureRect)
│ ├── PosCenter (TextureRect)
│ └── PosRight (TextureRect)
├── CharacterSpeakPanel (TextureRect)
│ ├── CharacterName (LineEdit)
│ ├── CharacterText (TextEdit)
│ └── Next (AnimatedSprite2D)
├── OptionPanel (Panel)
│ └── OptionBoxContainer (VBoxContainer)
├── TextDelay (Timer)

画像はこのようになります。




🧩 各ノードの役割

Main (Control)

ゲームのメインシーン。UI要素の親ノードです。

Background (TextureRect)

背景画像を表示するノードです。シナリオごとに切り替えることで場所の演出ができます。
背景画像はFull Rectに設定して画面全体に広くしてください。

Bgm / Audio (AudioStreamPlayer)

Bgm は音楽(BGM)用
Audio はキャラクターのボイス用
音量の調整を行なってください。

PositionBox (HBoxContainer)

キャラクターの立ち絵(スプライト)を配置するためのノード群。
設定は下記の画像のようになります。

PosLeft, PosCenter, PosRight: キャラの配置場所(例:左、中央、右)
PosLeft, PosCenter, PosRightの設定は全て同じなので下記のように設定します。


CharacterSpeakPanel (TextureRect)

テキストボックスを表示するパネル。
CharacterSpeakPanelはお好みのテキストの枠を設定してください。
CharacterName: 発言しているキャラの名前表示
CharacterText: 実際のセリフを表示する
Next: 次に進むためのアイコン(クリックやタップの目印)
下記のようにお好みでデザインを設定してください。


OptionPanel (Panel)

選択肢を表示するパネル。
OptionBoxContainer: 選択肢(ボタン)の一覧を表示するコンテナ
下記のように表示したい位置に設定して選択のAlignmentCenterにします。


TextDelay: テキストの表示スピードを調整するためのUI(ゴドチューは0.1秒に設定しています)



✅ 次にやること

このパートではノードを配置するだけでOKです。次回は以下のような処理を実装していきます:
  • テキストを1文字ずつ表示する仕組み
  • キャラクター立ち絵の切り替え
  • 選択肢を出す方法
  • シナリオファイルからの読み込み


このように丁寧にノードを分けておくことで、後々の開発がとてもスムーズになります!

最終更新日: 2025/05/16 06:56

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